育児と仕事の両立で私が選んだ転職の決断

仕事に対する情熱や達成感を感じながらも、どこかで「このままでいいのだろうか?」と不安を抱えていた20代後半。特に、キャリアの選択が自分の人生にどのように影響するのかを深く考え始めたのは、子どもを持つことを視野に入れ始めたときでした。

今の仕事と将来の展望など、色々と悩んだ末、育児を最優先に考えた転職を決断しました。この記事では、私が職場で感じた悩みと育児を中心に据えた転職の道のりについてお話しします。

麦です。東京都在住の3人家族で賃貸暮らし。0歳の男の子を育児中です。

職場での悩みと転職のきっかけ

大学を卒業後、小学校教員、広報、広告宣伝と幅広い職種・業界を経験。雇用形態や勤務年数もそれぞれ異なる中で、様々なキャリアを積んできました。

3社目の音楽事業会社で広告宣伝職を担当していた頃は、食事中でも外出先でも仕事の連絡が来たら、パソコンを広げて作業するのが当たり前でした。家に帰っても仕事のことが頭から離れず、仕事とプライベートの境界が曖昧になっていきました。

そんな中、同棲していた彼氏と結婚。この先の将来を考え始めたとき、「育児をしながらこの働き方を続けることができるのか?」という不安が生まれました。

また、雇用形態が契約社員だったことも、将来を見据えたキャリア選択をより慎重にするきっかけに。育児と仕事の両立を考え、正社員登用を目指すよりも、育児に優先順位を置ける職場環境を探すことに決めました。

転職先を選ぶ際に重視したこと

今回は、2社目や3社目のように自分がやりたいことではなく、育児を中心とした働き方ができる職場に転職することが目標でした。そのため、仕事を選ぶ際には次のことを重視しました。

●リモートワークの導入
●柔軟な勤務時間
●理解のある職場環境

理由を詳しく解説していきます。

リモートワークの導入

新しい転職先では、育児を最優先に考えた働き方ができることが絶対条件でした。その中でも特に重要視したのが、リモートワークです。

自宅で仕事が可能な環境は、育児をしながらでもスムーズに業務をこなすために非常に大切!特に妊娠中や育児中は、突発的に子どもが病気になったり、保育園からの呼び出しがあったりすることが多いため、オフィス勤務だと対応が難しいこともあります。

リモートワークであれば自宅から仕事を続けられるだけでなく、子どもの世話と仕事のバランスを取りながら働くことが可能だと思いました。

柔軟な勤務時間

育児と両立できる柔軟な働き方も重視しました。子どもの送り迎えや急な体調不良に対応できる環境に身を置きたいと思ったからです。

主に、残業時間の少なさ、長期休暇の多さ、有給の取りやすさなどを軸に求人をチェックしました。結果として、残業なし、長期休暇が年に4回、有給取得率100%の会社に転職でき、かなり満足しています。

フレックスを選ぶ方もいますが、私はどちらかというとオンとオフを区別できる生活を送りたいと考えていたので、条件からは除外。勤務時間が固定されている会社を選択しました。

理解のある職場環境

育児や家庭の事情に対して柔軟で理解のある職場環境は、安心して働くために欠かせません。私の場合、上司や同僚が育児の重要性を理解してくれている会社を選ぶことができました。

求人票で実際に産休・育休の取得実績があるか、面接では子育て世帯の割合がどれくらいなのか質問し、自分が子どもを育てながらも働けるか確認したのも、良かったのかもしれません。

育児や家庭の事情で急遽休む必要がある場合にも、チームで協力してカバーし合える環境は、働くママにとって大きな支えになります。こうした理解のある職場環境があれば、育児中でも安心してキャリアを続けることができると思いました。

まとめ

私が転職を決断したのは、職場で感じた悩みと育児の両立がきっかけでした。しかし、その決断が結果的に自分と家族にとって最良の選択になりました。

また、キャリアと家庭のバランスを見つけるための第一歩は、自分自身を大切にすることから始まることだと再確認しました。

もし今の仕事に悩んでいるなら、立ち止まって自分や家族にとって最適な働き方を考える時間を持ってみることをおすすめします!